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吊り橋効果の意味を解説
『吊り橋効果』という言葉を聞いたことがあるでしょう。
『吊り橋効果』は恋愛に関連する心理作用で、実際に効果があると言われています。
1974年、ドナルド・G・ダットンとアーサー・アーロンは『生理、認知説の吊り橋実験』を行い『吊り橋理論』の提唱をしました。
この実験の説明をしましょう。
①18歳~35歳までの男性を、揺れる吊り橋と揺れない橋の2つにグループ分けする。
②いずれのグループの男性にも同様に橋を中央まで渡ってもらう。
③若い女性がアンケートのために男性に声をかける。
④最後に若い女性から「結果に興味があれば、後日電話をください」と伝えて電話番号を教える。
この実験の結果、揺れない橋を渡ったグループでは女性に電話をかけたのが13%であるのに対し、揺れる吊り橋のグループでは実に50%が電話をかけたのです。
この明らかな差から、『揺れる吊り橋を渡った男性グループは、橋を渡る緊張感を女性への恋愛感情と誤認した』と結論付けたのです。
これが『吊り橋効果』として広まった最初の実験です。