リスキーシフトとは?集団心理による負の効果・・・

リスキーシフトとは?

『リスキーシフト』とは集団極性化現象の概念で、集団で何かを決定する場合にその内容が個人で決定するのに比べてリスキーな方向へと偏ってしまうことを意味しています。
逆に慎重な方向へと偏ることをコーシャスシフトと言います。
何かを決定しなければいけないときに、個人が考えて決定する場合は心理的にリスクに対して慎重な対応となることが一般的ですが、集団で考えて決定する場合は話し合ううちより極端な方向へと偏ってしまい、大胆とも言える結論に至ることがあります。
これが『リスキーシフト』です。
集団での話し合いでは合理的な考え方が考慮されにくくなり、場合によっては度外視されてしまうこともあります。
人数が多ければ様々な意見を聞くことができますし、多様性があるというメリットもあるはずなのですが、それはまったく活かされません。
そこに集まる人たちが通常では常識的な考え方や行動をする人でも、集団になると極論やリスクの大きな発想にもまったく臆することなくその意見に賛成し、その中に入ってさらに極端な方向へと考えを進めていきます。
例えば、自分一人で考えているときは「泥棒に入るなんて最低だ!」と本気で思っていても、集団の中で多くの人が「泥棒に入られる方にも落ち度があるよね」という意見に同調していれば、その意見に引きずられるように同調してしまうのです。
それが『リスキーシフト』なのです。

実験で証明されるリスキーシフト

それでは『リスキーシフト』に関して行われた実験についてご紹介しましょう。

1961年、アメリカの心理学者ジェームズ・ストーナーが