シャーマンとは?シャーマニズムと現代のシャーマンについて解説!

シャーマンとは?

『シャーマン』は、スピリチュアル的な存在と繋がることができる存在です。
日本では、霊媒師や祈祷師、巫女、呪術師、イタコなどの存在がそうですね。

シャーマンは、人類の誕生とともに存在した職業で、スピリチュアル的な存在と繋がったり、他者を癒すことができます。
動物や自然霊からエネルギーを受けて用いたり、薬としてハーブを使用することもあります。
ヒーラーとも似ていますが、シャーマンはエネルギーや光や色を使うことはなく、自然のエネルギーで治療を行います。
シャーマンは霊媒としての役割も持っており、神仏や自然霊と繋がることもできます。
脱魂や憑依、或いはその両方を行いますが、その方法は神から授かると言われています。
文献はなく、コミュニティの中に受け継がれていくものだということです。

一度シャーマンとして生きた人は、その後も生まれ変わってもシャーマンを目指すことが多いようです。
また、シャーマンにならなくても、自分の知識を生かして人々を救うことに尽力する運命にあると言われます。
シャーマンは、自分がシャーマンであることに気付いていないこともあります。
もしかしたらあなたもシャーマンかもしれませんよ。

シャーマニズムとは?

では、『シャーマニズム』とは、何でしょうか。
シャーマニズムは、特別な能力があるシャーマンによってできている原始宗教の一つです。
神や魂などスピリチュアル的な存在と繋がり、コミュニケーションを取ることができる能力があるシャーマンは、様々な形でメッセージを受け取って伝え、祭祀を執り行う役割も担っています。
宗教学者エリアーデは、シャーマンを二つに分け、『霊媒型・憑霊型』と『脱魂型』と表しています。
シャーマニズムは世界中で各地に存在しており、それぞれの環境で独自の発展を遂げ、根付いています。
一見、まったく異なる物のように見えますが、いくつもの共通点があると言われています。

つまり、シャーマニズムはシャーマンの能力があることを前提にした宗教のことで、「シャーマンの存在のお陰で神と繋がることができる」という考え方を持つ宗教です。
日本のシャーマニズムの歴史は非常に古く、現在も神道や仏教が広く普及しています。
日本のシャーマンでは邪馬台国の卑弥呼が有名ですが、2世紀~3世紀には既に存在していましたね。
邪馬台国は宗教が組織化して成立している国だったと言えるでしょう。
ただし、そのシャーマニズムは、邪馬台国のもっと前から存在していたと考されています。

精霊信仰アニミズムとシャーマンの違い

『アニミズム』をご存知ですか?
アニミズムは精霊信仰のことで、「自然界の物事や現象には、すべて霊魂が宿る」という考え方のことです。
日本語では『精霊信仰』『地霊信仰』などと言われています。
イギリスの人類学者エドワード・バーネット・タイラーが、“原始文化(Primitive Culture)” (1871年)で、原始宗教を『アニミズム』と表現して広がったものです。
アニミズムの対象は自然界に存在するすべてで、太陽、月、石、山、水など、とにかくすべてに霊魂が宿っていると考えています。

『シャーマニズム』も古代における宗教の形態として有名ですが、この2つは異なるものです。
一見、同様の物に感じられますが、『シャーマニズム』は『シャーマン』の存在によって成立している宗教ですが、シャーマンは神や精霊と繋がることでメッセージを伝達したり祭祀を行ったりする存在で、言わば宗教的職能者です。
しかし『アニミズム』は『シャーマン』という存在を通すことなく、直接自然界の霊魂を感じて、自然の精霊を崇拝しています。
自然の精霊を崇拝するという部分では同じですが、まったく異なる信仰形態を持っているのです。

宗教に捉われない現代の考え方

近年は、特定の宗教を信仰しない無宗教の人が増えています。
スピリチュアルが注目され、宗教離れが顕著に表れている中にあって、神の存在は信じられており、祈りを捧げる人や、日本では仏様に手を合わせたり、神様をお参りする習慣も根強く残っています。
しかしその信仰心は、特定の宗教に向けられることはなく、いわゆるスピリチュアル思想として流行しているものだと言えるでしょう。
ヨガやマインドフルネスが浸透し、スピリチュアルに関する知識を持つ人も少なくありません。
そして現在、オカルトブームやスピリチュアルブームの中で、シャーマンを目指す若者が増えていることに注目が集められています。
彼らは、普段は会社で仕事をしたり、家で家事や子育てをしながら、必要に応じてシャーマンとしての役目を果たすと言います。
ストレスが多い現代社会において、シャーマンはある種のメンタルケアとして捉えられているようです。
これは、宗教としてではなく、個人のノウハウとしての『シャーマン』が存在する時代が来たということかもしれませんね。
もしかしたらあなたにも、シャーマンの素質があるかもしれませんよ。