「自分を責める」という癖の原因や心理について知っておきたいこと!

物事が上手くいかないときや、身近な人が大変な状況に陥っているとき、自分を責めてしまう人がいます。
しかし自分を責めるということが状況を好転させることは、ほとんどないと言って良いでしょう。
それどころかご本人の気持ちを苦しめたり、生きにくさを感じることもあるのです。
つまり『自分を責める』という癖がある方は、できるだけ早くその癖を直したほうが楽しい人生を歩むことができると言えます。
ここでは、そんな『自分を責める』という癖の原因や心理についてお話ししていきましょう。

自分を責める原因

自分を責めてしまうという方は、ご自身の中に『理想の自分』をイメージしている方が多いようです。
もちろんそのことに気付いていない方もいらっしゃるでしょう。
ここでお話しする『理想的な自分』とは「こうありたい」と思う自分ではなく「こうでなければいけない」という思い込みのようなものを指しています。

・家事は完璧にこなす自分
・優しくニコニコ笑顔を絶やさない穏やかな自分
・仕事ができる弱音を吐かない自分
・懐の深い寛大な自分
・誰にでも好かれる決して怒らない自分

このほかにも様々な『理想の自分』をイメージしている方がいらっしゃるでしょう。
こうした『理想の自分』の多くは、幼少期に植え付けられると言われています。
親御さんなどの養育者、祖父母や兄弟姉妹などの家族、友人、先生など、人は幼少期から様々な人と関わります。
この関わりの中でいろいろな経験をし、「自分はこうでなければ愛されない」「この期待に応えなければ存在価値がない」などという自分に対するイメージが出来上がっていきます。
逆に「こうはなりたくない」「こんなことを言う人間には絶対にならない」など、負の経験から自分のイメージを築く人もいるでしょう。

だからいつも自分を責めてしまう・・

人は毎日、様々な場面で様々な経験をしています。
物事が上手くいかないことも、失敗や間違いをしてしまうことも、人に優しくできないことも、傷付けることも、怠けることも誰でも普通に起こり得ることです。
理想の自分から外れることで自分を責める人は、その度に自分を責めてしまうでしょう。
日常茶飯事で起こり得る様々な出来事は、『理想の自分』のイメージがある人にとっては“責める理由”となってしまうのです。

自分を責める癖をやめるには?

日常的に自分を責める癖のある人は、その癖をやめることで毎日を楽に生きることができるでしょう。
『理想の自分』を描くことは決して悪いことではありません。
悪いどころか、良いことだと言えますね。
しかしそのことが自分を苦しめているのだとしたら、少し認識を変える必要があるかもしれません。
『理想の自分』のイメージは、努力の原動力となり成長に繋がれば非常に尊いことです。
つまり『理想の自分』のイメージは、“こうなりたい”或いは“こうありたい”姿として認識するのが正解です。
しかし『理想の自分』のイメージを“こうであるべき”“こうでなければいけない”と認識している人は、そこから外れると自分を責めてしまうのです。
まずはその認識を変える努力をしてみてはいかがでしょうか。

理想の自分に到達する人はいない

もしも『理想の自分』に到達することができれば、もう自分を責めることはなくなるでしょう。
思い描いた通りの自分になって、理想通りの振る舞いができて、いつでも失敗も間違いもなく過ごして行けたら・・・。
もちろんそれは理想的なことかもしれません。
しかし実際には失敗をしない人はいませんし、間違えることがない人もいません。
誰でも怠けたいときはありますし、うっかり誰かを傷付けてしまうこともあります。
そのときは落ち込むかもしれないし、後悔することもあるでしょう。
人を傷付けたときには、傷付けた側も傷付きます。
様々な負の感情が湧いてきて、苦しい気持ちになるでしょう。
つまり、理想の自分になれる人などいないのです。

私は頑張ってきた!と認めましょう

「愛されたい」「認められたい」「期待に応えたい」という気持ちで生きてきて、そこから外れてしまった自分を責めてしまう人は、どんなに頑張っても自分を認めることができなくて苦しかったでしょう。
でもとてもとても頑張ってきたはずです。
どんなキッカケであれ、理由が何であれ、頑張ってきたことに変わりはありません。
結果がどうであっても頑張った自分を認めて、その積み重ねを誇りに思いましょう。
自分を責める必要はありません。
『理想の自分』のイメージは本当になりたい自分でしたか?
誰かのための『理想の自分』なら、そこを目指す必要もありません。
あなたの人生は、誰かの期待に応えるためのものではないのですから。

まとめ

いかがでしたか?
人は多かれ少なかれ誰かの愛情が欲しくて『理想の自分』のイメージを持っているのではないでしょうか。
しかしそうなれないからと言って、自分を責める必要はないのです。
あなたはあなたのままで、そのままの自分を大切にして認めてあげましょう。